今回は、システム監査に用いられる技法7つについて解説します。
「インタビュー法やウォークスルー法ってなに?」
「システム監査技法をすべて確認したい!」
そんな方に向けた、わかりやすい記事を書いていきます!
システム監査技法とは

システム監査技法とは、監査手続で用いる手法のことです。
監査手続は監査証拠を得るための手続きで、本調査と予備調査があります。
これらの調査を通して、監査人の監査意見を裏付ける証拠を見つけるのです。
監査技法①:チェックリスト法
チェックリスト法のポイント
チェックリスト法とは、監査する側が作成したチェックリスト(質問書)に、監査される側が解答する形式の監査技法です。
チェックリストを作成するのは監査される「関係者」ではなく「監査人」であることがポイントです。
試験に役立つ知識
チェックリスト法では、監査される関係者が記入した内容以外にも、監査意見を表明することがあります。
監査技法②:ドキュメントレビュー法
ドキュメントレビュー法のポイント
ドキュメントレビュー法とは、監査する監査人が、関連する資料や文書類を確認する形式の監査技法です。
監査対象の状況に関する監査証拠を入手できます。
試験に役立つ知識
文書を調査するという点では「ウォークスルー法」や「突合・照合法」と被る部分があります。
「ウォークスルー法」は全体の流れを追跡するように確認するという特徴があり、「突合・照合法」は複数の書類を突き合わせるという特徴があります。
監査技法③:インタビュー法
インタビュー法のポイント
インタビュー法とは、監査対象の実態を確かめるために、システム監査人が関係者に口頭で問い合わせ、回答を入手する技法です。
ヒューマンインタフェースの範囲である、「ユーザビリティの評価」でも、同じ名前の技法が使われます。こちらもユーザに口頭で聞き取り調査をするという内容になっています。
試験に役立つ知識
インタビュー法で大切な部分は、監査人が「直接」「口頭で」問合わせるという点です。
問題文でこれらのキーワードがきちんと含まれているかを確認しましょう。
監査技法④:ウォークスルー法
ウォークスルー法のポイント
ウォークスルー法とは、システム全体の流れ(プロセス)を、システム監査人が書面上または実際に、追跡する形で行う監査技法です。
ソフトウェア開発のレビュー技法でも同じ名前のものが存在します。こちらは設計上の誤りを早期に発見することを目的としたレビュー技法になっています。
試験に役立つ知識
ウォークスルー法はシステム監査技法の中でも出題されやすい用語になります。
「流れを追いながら監査する」ことを「通り過ぎるように歩いて要素を拾っていく」イメージで「ウォークスルー」と呼ばれているのでしょう。
「流れ」「追跡する」がキーワードとなっています。
監査技法⑤:突合・照合法
突合・照合法のポイント
突合・照合法とは、関連する複数の証拠資料間を突き合わせる技法です。
記録されている最終結果が起こった原因を、原初の書類までさかのぼって見つけ、両者を突き合わせます。
試験に役立つ知識
突合・照合法で過去に出題された例としては、「この書類とこの書類の金額が一致しているか確認する」という形がありました。
この場合の書類とは、「報告書」などだけではなく、「リスト」や「元帳」なども含まれます。
とにかく複数の書類を突き合わせ、つじつまが合うか確認していれば、「突合・照合法を使っている」と言えます。
監査技法⑥:現地調査法
現地調査法のポイント
現地調査法とは、監査人が監査対象の部署などに行き、直接仕事の内容を確認する技法です。
「直接」という点では「インタビュー法」と被る部分がありますが、「インタビュー法」は電話など声が聞こえれば十分であるのに対して、こちらは監査対象に赴く必要があるという違いがあります。
試験に役立つ知識
現地調査法では仕事中の状況を調査する必要があるため、行うのは業務時間内でなければいけません。
業務時間外には実行できないので注意が必要です。
監査技法⑦:コンピュータ支援技法
コンピュータ支援技法のポイント
コンピュータ支援監査技法とは、簡単に操作できるシステム監査支援専用のソフトウェアや表計算ソフトウェアなどのコンピュータ要素を使用して、システム監査を行う技法です。
テストデータ法や監査モジュール法、ペネトレーションテスト法など様々な種類があります。
試験に役立つ知識
システム監査の際に使用頻度の高い機能に特化し、かつ操作が簡単な「システム監査専用のソフトウェア」を用いることもありますが、一般に利用される表計算ソフトを用いることもあります。
その場合も、「コンピュータ支援技法を使った」と言えるでしょう。
まとめ
今回はシステム監査技法について解説していきました。システム監査技法は午前問題だけでなく、午後問題でも選択問題で出題されたことがあります。合格のため、7つの要素をしっかりと押さえておきましょう!
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